岩谷 奏

岩谷 奏アメリカ遠征での成長

1.遠征に向けて

私はエナジック瀬嵩での予選会からアメリカに行きたいと思っていたので、行けることが決まって本当に嬉しかったです。

それからはアメリカ遠征に間に合うようにコーチとスイング改造をがんばり、福岡のチャレンジではベストスコアで予選通過して結果も出始めました。
この調子ならアメリカでも結果を出せると自信をもって沖縄を出発しました。

2.AJGA-QT

アメリカでの初試合はAJGAのクオリファイトーナメントでした。
自分では実力を出せたと思いますが、本戦には進めませんでした。
あと1打よければサドンデス・プレイオフに進めたと知って悔しかったです。
日本でも同じ経験は何度もしていますが悔しい気持ちは同じです。

3.SCPGAの試合

アメリカ2戦目から急激に調子が悪くなりました。
ショットは曲がり、アプローチは寄らず、ショートパットは入らないという苦しい試合でした。
でもせっかくアメリカに来ているのだからあきらめてはいけないという気持ちだけは強く持ちました。

同伴競技者も外国人なので自分しか頼れないという環境が気持ちを強くし、集中力が高まりました。
そしてその気持ちがあれば大叩きはせずに乗り越えられるということに気づき、3戦目ではベストスコアで優勝できました。

その時も調子は悪く、50cmのパーパット、バーディパットを何度も外しました。
それでも優勝できたのは私の武器のコントロールショットがよかったおかげです。
苦しい状況でも戦える武器があれば試合は作れるということも学びました。

4戦目ではそのコントロールショットも狂い、頼れるのはアメリカで学んだ「あきらめずに一打一打を真剣に打つ」という気持ちだけでした。
その結果、2ラウンドとも70台を出せました。
メンタルの成長は遠征での一番大きな成果です。

4.コンベンション

コンベンションでは、これまでに経験したことがないことだらけでした。
すごい人数の前で、英語であいさつをして、すごく緊張したり、エナジックの服を販売しているときたくさんの人に一緒に写真を撮ってくれと頼まれて恥ずかしかったりしたけど終わってみると忘れられない経験でした。
ただ英語がもっと話せれば楽しいだろうなと思いました。

5.帰国、そしてこれから

アメリカではメンタル的にも成長したし、少し結果も出せたと喜んで帰りました。
でも帰ってきてから17日間のアメリカ遠征でヘッドスピードが急激に落ちていることがわかりました。
たった17日間、練習しなかっただけでここまで落ちると知れたのもよかったと思います。

私はプロになりたいので、1年を通じて戦える体力とスイングをもたなければならないと思いました。
遠征で学んだこと、気づいたことは私を大きく成長させてくれました。
この経験を大切にこれからの練習に励もうと思います。

I grew up in the 17 days in the United States.

PLAYER 予選順位 予選スコア 本戦順位 本戦スコア
Kana Iwatani岩谷 奏 T12 +5 (77)